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	<title>教育 &#8211; 行政書士いとうようこオフィス</title>
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	<description>大学のリ・デザインをサポートします</description>
	<lastBuildDate>Sun, 26 Jul 2026 13:51:18 +0000</lastBuildDate>
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		<title>骨太の方針2026と大学改革 ～教育・人材育成等を通じ、経済力の基盤となる人材力を強化することはできるのか～</title>
		<link>https://itoyoko.net/honebuto2026-university/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 Jul 2026 13:42:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
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					<description><![CDATA[政府が2026年7月21日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針 2026（骨太の方針）」。 国家の産業政策に直結した抜本的な大学改革が求められる中、私は「教育・人材育成等を通じ、経済力の基盤となる人材力を強化する [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">政府が2026年7月21日に閣議決定した「<a href="https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/2026_basicpolicies_ja.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">経済財政運営と改革の基本方針 2026</a>（骨太の方針）」。 国家の産業政策に直結した抜本的な大学改革が求められる中、私は「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">教育・人材育成等を通じ、経済力の基盤となる人材力を強化する</span>」（本文P.1）という一文に注目したいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">記載されている内容はどれももっともだと思いますが、新たな改革には必ず「痛み」が伴います。大学のリ・デザインを提唱する立場から、この裏に潜む「現場の懸念点」について考えてみたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">理系定員5割がもたらす「学費負担増」と「経営の壁」</h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 本方針では、2040年に向けたKPIとして大学の「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">理工農・デジタル・保健系の定員を5割に</span>」という理系シフトの断行が明記されています（<a href="https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2026/seisakufile_ja.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">政策ファイル</a>）。他方、「人社系のダウンサイジング」（本文P.33）にも言及があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、双方の学部を比較しますと、理系の学部は構造的に高コストです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>学納金の比較（文科系：約121万円／理科系：約160万円）</li>



<li class="xw-block-mg-2">標準設置経費の比較（文系：約8.1億円／理系：約23.7億円）　（収容定員が８００人未満の場合）</li>
<style>@media(min-width: 768px){.xw-block-mg-2{--block-bottom-mg:-1em; margin-bottom: -1em !important;}}</style></ul>



<p class="xw-block-mg-3 wp-block-paragraph">　<span class="xwb-fs-14">出所：<a href="https://www.mext.go.jp/content/20251226-mxt_sigakujo-000046463_1.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">令和７年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金等平均額（定員１人当たり）</a></span></p>
<style>@media(min-width: 768px){.xw-block-mg-3{--block-bottom-mg:-2em; margin-bottom: -2em !important;}}</style>


<p class="wp-block-paragraph">　<span class="xwb-fs-14">出所：<a href="https://www.mext.go.jp/content/20260324-mxt_sigakugy-000031071_032.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">学校法人の寄附行為及び寄附行為の変更の認可に関する審査基準（令和10年度開設審査以降）</a></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">人社系の学問が不要とは思えませんが、仮に文系中心の私立大学が無理に理系を新設しても、高額な設備更新費や人件費を賄い「自走」し、安定した経営とするには資金と困難が伴います。体力のある大学であれば可能であるのかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">いずれにせよ、その結果として、高額な学費となって保護者の負担に跳ね返る懸念があることは忘れてはなりません。</p>



<h2 class="wp-block-heading">奨学金が奪うかもしれない若者の「職業選択の自由」</h2>



<p class="wp-block-paragraph">私立大学の理系学部では学納金そのものが高額であり、多くの学生が貸与型奨学金を利用しています。独立行政法人日本学生支援機構（JASSO）の<a href="https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">貸与型奨学金</a>は、貸与総額に応じて返還期間が設定されています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大学卒業後も15年前後にわたり返還が続くことは珍しくなく、貸与額によっては20年間返還するケースもあります。<br></p>



<p class="wp-block-paragraph">このように、卒業後も長期間返還が続くことを考えると、学生が就職先を選ぶ際に、仕事内容だけでなく給与水準や将来の返済負担を考慮することは、ごく自然なことと言えるでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">国策による理系シフトが、若者の夢を断つ足かせにならないことを願ってやみません。</p>



<h2 class="wp-block-heading">撤退圧力とキャンパス「無償譲渡・居抜き」は現実化するのか</h2>



<p class="wp-block-paragraph">政府は「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">高等教育の分野・地域のリバランス</span>」を求め、高等教育の「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">規模適正化と地域を支える人材育成のため、大学の経営体力がある段階での撤退</span>」（本文P.33）を促す強力なメッセージを出しました。一方で、政府は「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">新たな研究大学群に係る制度新設</span>」（本文P.7）を予定しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これらを見比べると、ある懸念が頭をよぎります。現在、少子化等で廃校となる学校が増えています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">下記は一例ですが、学校種は様々です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">『<a href="https://www.saitama-np.co.jp/articles/206567" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">埼玉の看護専門学校、44校のうち14校が閉校見込み　看護師志望者の減少や大学進学志向で募集停止相次ぐ　秩父唯一の看護専門学校も閉校決定　現場は「地域医療崩壊の危機」と警鐘</a>』（２０２６年７月２０日埼玉新聞）</p>



<p class="wp-block-paragraph">これらの文教施設が、別の学校法人などに「居抜き」で再利用されるケースは全国で増えています。その背景には、「校舎を解体・処分する資金も人員も割けないため、設備ごと無償で譲り渡す（タダで手放す）」というシビアな現実さえあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今後はこれが「国策」として、高等教育の舞台でも加速していくのかもしれません。資金難で撤退を余儀なくされた大学のキャンパスやインフラを、国から集中支援を受ける「強い大学」が事実上の居抜きとして安価（あるいは無償）で吸収し、自らの規模を大きくしていくケースも出てくるのではないでしょうか。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">機能強化</span>」（本文P.32-33）という言葉の裏で、こうしたキャンパスの弱肉強食の再編が進んでいく未来に、マンモス校に通った者としては、寂しさと若干の危惧を抱かずにはいられません。</p>



<h2 class="wp-block-heading">リスキリング人口60万人は現実的？</h2>



<p class="wp-block-paragraph">社会人の学び直しについて、２０３０年に向け「大学、専門学校等におけるリ・スキリング人口１０万人→６０万人／年」という野心的なKPIが掲げられました。（政策ファイル、<a href="https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg7/2026/0423agenda.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">経済・財政一体改革推進委員会　経済社会の活力ＷＧ２０２６年４月２３日資料１－２</a>）</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も仕事をしながら学んだ経験者ですが、リスキリングを続けるのは並大抵のことではありません。やる気や体力、資金力に加え、職場や家庭の理解が不可欠です。そして何より、学んだ成果が給与や処遇に反映（評価）されなければ、いくら国が旗を振っても施策は進まないでしょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">2030年までの「第1期」をどう生き抜くか</h2>



<p class="wp-block-paragraph">「骨太の方針2026」は、2030年までを「機能強化」の第1期と定め（本文P.32-33）、<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">官民合わせて180兆円に及ぶ研究開発投資</span>が注ぎ込まれます（本文P.33脚注「<span style="--marker-custom-color:#bae8f9" class="marker-custom">令和１２年度までの研究開発投資目標</span>」）。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大学経営層にとっては「再編か、機能強化か」の決断を迫られるデッドラインです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして学生や保護者にとっても、教育が「国家戦略への投資」としてシビアに扱われる現実を理解し、進路を選択する時代になると言えるのかもしれません。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>Miraikan「大南極展」で気づいた、科学を伝える空間設計 えとせとら</title>
		<link>https://itoyoko.net/miraikan-nankyoku/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 20 Jul 2026 14:47:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
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					<description><![CDATA[極地研での「本物の熱量」とのギャップ この春に東京・立川にある国立極地研究所（極地研）の「南極・北極科学館」を訪問し、展示解説ツアーに参加しました（参考記事：昭和からつながる「未知」へ―国立公文書館と国立極地研究所でたど [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h2 class="wp-block-heading">極地研での「本物の熱量」とのギャップ</h2>



<p class="wp-block-paragraph">この春に東京・立川にある国立極地研究所（極地研）の「南極・北極科学館」を訪問し、展示解説ツアーに参加しました（参考記事：<a href="https://itoyoko.net/nipr/">昭和からつながる「未知」へ―国立公文書館と国立極地研究所でたどる、極域科学の過去・現在・未来</a>）。説明員は南極観測隊員として、何度も南極に行かれた方で、「生の声」で現地での体験や様子をリアルに聞くことができました。<br>実は、この4月の極地研訪問も、今回足を運んだ日本科学未来館（Miraikan）での特別展<a href="https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/spexhibition/dainankyokuten.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">「大南極展」</a>も、<a href="https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">北海道大学CoSTEP</a>の同期との「対話型鑑賞」として観に行ったものです。南極観測70周年記念事業の一環として夏にMiraikanで本特別展が開催されるということで、今回の企画となりました。海外からも参加者が集まりました。<br>企画展の会場に入る前、私たちはまずドームシアターで<a href="https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/dometheater/blue-ocean-dome/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">『BLUE OCEAN DOME』</a>を鑑賞しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大阪・関西万博で公開された映像をMiraikan向けに特別にローカライズした、約10分間のフルCG作品です。万博へもこのCoSTEP同期メンバーで足を運んだのですが、当時はこのパビリオンを観ることができませんでした（万博訪問時はまだこのようなブログを書いておらず、記事として残せていないのが悔やまれます）。本作にはナレーションが一切ありません。プラスチックごみが増え続ける海と、豊かに生命がつながる地球の姿を、言葉を使わずに圧倒的な映像美と音響だけで伝えるアプローチです。世界共通の「言葉のないサイエンスコミュニケーション」を堪能し、これから向かう「大南極展」ではどのような手法で科学が伝えられるのか、私たちの期待は大きく高まりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="794" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球-794x1024.jpg" alt="" class="wp-image-688" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球-794x1024.jpg 794w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球-233x300.jpg 233w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球-768x991.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球-1190x1536.jpg 1190w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/地球.jpg 1488w" sizes="(max-width: 794px) 100vw, 794px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">いよいよ大南極展の会場へ。Miraikanの企画は、南極上陸エリアから観測エリアに入り、昭和基地エリアに到達します。展示は、南極上陸エリアで南極の氷に触れることから始まります。南極氷に触れる、これは、極地研も同じです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ペンギンの重量測定-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-689" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ペンギンの重量測定-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ペンギンの重量測定-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ペンギンの重量測定.jpg 1086w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">しかしながら、観測エリアに入ると子ども向けには、ペンギンのはく製が多く並んでいたり、体重測定や雪上車へ乗ってみる体験、展示スペースのあちこちにすみっコぐらしのキャラクターがちりばめられてそれを探す企画などは夏休みの子ども向けで、最初は「少し薄っぺらい商業的な展示」と感じました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">親をも巻き込む「ミッションシート」</h2>



<p class="wp-block-paragraph">企画展入口で、「特別南極観測隊ミッションシート」をもらいました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="719" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート-1024x719.jpg" alt="" class="wp-image-690" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート-1024x719.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート-300x211.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート-768x540.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート-1536x1079.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/ミッションシート.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">見学者は特別南極観測隊として、「南極や観測のことを学びながらミッションをクリアして、認定証を完成させよう！」とあります。観測エリアで使うシートでした。 隊長とある<a href="https://researchmap.jp/imura34" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">伊村智先生</a>は、国立極地研究所の総括副所長で、これまでに5回南極観測隊のメンバーとしてだけでなく、イタリア隊、アメリカ隊、ベルギー隊にも参加されている苔の専門家とのことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">観測エリアはペンギンや雪上車といった「キャッチーなフック」がある一方で「難解でマニアックな専門展示」があり、同じ場所にあるもののコンテンツのギャップに驚かされました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/大気観測装置-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-691" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/大気観測装置-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/大気観測装置-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/大気観測装置-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/大気観測装置.jpg 1448w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">このミッションシートは、展示Mapにもなっており、展示の近くには、ミッションであるクイズの解答を記入する場所がそれぞれのミッションごとに設けられていました。 しかし会場の観察を続けると、このミッションシートは、子どもだけのものではないことに気づきました。マニアックで難しい展示を「読ませる」ための仕掛けでもあったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このタイプのクイズは兎角、タイトルやその近くに答えが書いてあることが多いのですが、今回のクイズは、しっかり展示の解説を読んでいかないと答えが見つからない形でした。子ども向けのクイズ（ミッションシート）を解くために、実は大人が一生懸命になって難しい解説文を読み解かされているという面白い光景でもあったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">観測エリアでは、７つの観測エリアがありました。 それぞれが非常に工夫されていたのですが、やはり「専門的すぎる解説」と「分かりやすい解説」のレベル感が混在していたように思えました。それぞれの専門家が原案を監修しつつ、企画者がレベルを揃えたとは思いますが、本当にこれは難しいのだと感じました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-692" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/気球観測.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">離脱を防ぐ絶妙な「切り替え」</h2>



<p class="wp-block-paragraph">小さな子どもや、極域科学のマニアックで高度な技術の解説が小難しく「もう次に行こうか」と疲労を感じた大人にとって、絶妙なタイミングで現れるのがブリザードエリアでのオーロラの映像やブリザードの疑似体験です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-693" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/オーロラ.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">南極を身体で感じることで、退屈な感覚がリセットされ、そのまま「昭和基地での具体的な生活」という共感しやすいテーマへ繋ぐ見事な導線となっていました。「離脱させないためのサイエンスコミュニケーションの工夫」はお見事です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">歴史をつなぐ船と、二つのアプローチ</h2>



<p class="wp-block-paragraph">特定の研究開発法人等の展示施設を訪れる機会は少ないかもしれません。よほどの興味がない限り、どこに行ったらよいか迷うこともあるでしょう。 他方、Miraikanや国立科学博物館のような多くの科学技術の内容を一度に見たり体験できる場所であれば、ふらっと出かけることもできるし、安心して子どもを連れていくことができると思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/しらせ並ぶ-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-694" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/しらせ並ぶ-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/しらせ並ぶ-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/しらせ並ぶ-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/しらせ並ぶ.jpg 1448w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">会場には、歴代の南極観測船が艦番号順に並んだ模型の展示もありました。初代から現在の「しらせ」へと至る船の系譜は、まさに私が4月の記事（『昭和からつながる「未知」へ―国立公文書館と国立極地研究所でたどる、極域科学の過去・現在・未来』）で辿った、昭和から続く日本の極域科学の歩みそのものです。 折しも、直近の6月30日には文部科学省で<a href="https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/detail/1422925_00018.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">第168回南極地域観測統合推進本部総会</a>  が開催され、「しらせ」退役等に伴う第76次以降の輸送体制について、同後継船の所有及び運用主体を海洋研究開発機構（JAMSTEC）、ヘリコプターの運用主体を国立極地研究所とすることが<a href="https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2026/20260630_2.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">決定</a>されたばかりです。歴代の船が並ぶ姿を前に、組織の大きな転換期にあっても、未知へと挑む科学の探求は次の世代へと確実に受け継がれていくのだと感慨深いものがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回、国立極地研究所の研究現場とMiraikanで同じ研究所の研究内容を観ることとなりました。この貴重な機会は、科学を社会に伝えるためのアプローチの違いを感じ、非常に興味深く面白かったです。研究所では、「最新の研究現場の情報と生の体験の圧倒的な強さ」があります。他方、Miraikanは、多くのサイエンスコミュニケーターがおり、「世代を超えた一般客を惹きつけ、離脱させないための緻密なデザイン」がしっかりと考えられ、実践されています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">Miraikanの大南極展が面白いと思ったら、ぜひ、立川にある<a href="https://www.nipr.ac.jp/science-museum/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">国立極地研究所の「南極・北極科学館」</a>を訪問されることをおすすめします。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>開業1周年を迎えて ～等身大の歩みと、2年目への静かな決意～</title>
		<link>https://itoyoko.net/anniversary1/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 30 Jun 2026 23:00:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
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					<description><![CDATA[国家公務員としてのキャリアを離れ、「行政書士いとうようこオフィス」を開業してから、1年となりました。今回は、個人事業主としての等身大の歩みを振り返り、開業までの経緯や試行錯誤について記録しておきたいと思います。 退職から [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">国家公務員としてのキャリアを離れ、「行政書士いとうようこオフィス」を開業してから、1年となりました。今回は、個人事業主としての等身大の歩みを振り返り、開業までの経緯や試行錯誤について記録しておきたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">退職から開業まで ～生涯現役を見据えた決断と、事業のコアづくり～</h2>



<h3 class="wp-block-heading">生涯現役を見据えた早期退職</h3>



<p class="wp-block-paragraph">私が早期退職を決意したのは、「生涯現役で働き続けたい」という思いからでした。2、3年おきに地方勤務を繰り返すキャリアの中で、定年間際での転勤の可能性や、65歳以降の仕事の確保について現実的に考えるようになりました。少なくとも75歳までは社会と関わり、自らの足で立って仕事をしていきたい。そのためには、60歳の役職定年を迎える前に行動を起こし、独立した仕事を軌道に乗せておく必要があると判断したのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">独立に当たり選んだのは「行政書士」の道でした。実は就職前に資格を取得しており、これまでの行政経験が少なからず活かせるのではないかと考えたからです。退職時の挨拶では、「<a href="https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">北海道大学CoSTEP</a>で学んだサイエンスライティングのスキルを活かし、科学技術コミュニケーターのひよことして発信していくこと」、そして「7月までには無職を脱し、何らかの肩書をつけて仕事を始めること」を宣言しました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">差別化の壁と「URED」の誕生</h3>



<p class="wp-block-paragraph">宣言を実現すべく、まずは事業の基盤づくりに着手しました。当初は自宅開業も考えましたが、信用面や安全面を考慮して都心にオフィスを構えることにしました。結果的に、大学関係者や科学技術行政に携わる方々が多く集まる「市ヶ谷」を拠点としたことは大正解でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">新しいオフィスでは、開業同期の行政書士の方々と交流する機会にも恵まれました。しかし、ここで一つの現実に直面します。一般的な法務業務（遺言や入管業務など）だけでは、数多いる行政書士の中で埋もれてしまい、差別化が極めて難しいということです。 「自分の強みはどこにあるのか？」、「どう発信すべきか？」。多くの方にお話を伺い、悩み抜いた結果、やはり長年にわたる文部科学省での高等教育行政の経験を武器にするしかないと腹を括りました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">方向性を決める後押しとなったのは、北大CoSTEPの先生からの「名刺交換で『これって何ですか？』と会話が生まれるような、突飛な肩書をつけると良い」というアドバイスです。そこで、元職場でお世話になった先輩との相談会（飲み会）を開いていただき、その席で誕生したのが「URED（ユニバーシティ・リ・デザイン）コーディネーター」という肩書でした。現在のオフィスのキラーコンテンツである「大学のリ・デザインをサポートします」というコンセプトも、このプロセスの中で明確になりました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「行政書士いとうようこオフィス」の船出</h3>



<p class="wp-block-paragraph">行政書士登録の手続きが混み合う時期と重なったため、開業日は宣言通りギリギリの「7月1日」となりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">事務所名をつける際、私の氏名はごくありふれたものであるため迷いましたが、代表者の顔が見えるよう名前を冠することにしました。役所時代、職場に女性が少なかったこともあり、私は先輩からも後輩からも長い間フルネームで呼ばれていました。かつての職場の皆様が私のことをふと思い出してくださるよう、その呼び名を逆手にとってひらがなとし、「行政書士いとうようこオフィス」と名付けました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">開業に当たっての広報について ～ホームページ作成のリアルな壁と手探りの発信～</h2>



<p class="wp-block-paragraph">事業の方向性が固まる一方で、並行して時間と労力を費やしたのが「広報ツール」の制作です。行政書士としてゼロからホームページ作成やブログ運用に挑んだ際の、リアルな試行錯誤について振り返ります。</p>



<h3 class="wp-block-heading">最初の壁「発信」と、ブログ運用のスタート</h3>



<p class="wp-block-paragraph">前職が公務員であったため、「自らをアピールし、強みを発信する」という経験はこれまで皆無でした。しかし、個人事業主として開業する以上、発信は避けて通れません。そこで、退職してすぐ真っ先に手を付けたのが「ブログ運用」の開始でした。</p>



独立に向けたインターネット上のインフラとして、まずは安定性と信頼性を重視して「<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=4B5YSH+CONHRM+CO4+6AZAQ" rel="nofollow noopener" target="_blank">エックスサーバー</a>
<img loading="lazy" decoding="async" border="0" width="1" height="1" src="https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=4B5YSH+CONHRM+CO4+6AZAQ" alt="">」を契約し、「itoyoko.net」の独自ドメインを取得しました。



<p class="wp-block-paragraph"> 併せてWordPressテーマ（XWRITE）も導入し、テキストベースの手探り状態ながらも、退職前の修了式で約束した通り、記事の発信をスタートさせました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">後に本格的なホームページ作成で大きな壁にぶつかることになりますが、とにかくサーバー周りの基礎固めをして、自らの発信基盤を動かし始めたことは一つの大きな前進でした。</p>



<h3 class="wp-block-heading">泥臭い試行錯誤の連続だった紙媒体の制作</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-608" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/リーフレット.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">また、創業にあたっては「<a href="https://startup-station.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">TOKYO創業ステーション</a>」が主催するホームページ作成やCanvaの講座などを積極的に受講しました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">講座で得たスキルを活かし、名刺やリーフレットの基本デザインは全て自分で制作することができましたが、実際に形にしていく過程は失敗の連続でした。駅の出口番号を間違えて記載してしまったり、印刷したQRコードが読み込めなかったりと、何度も印刷し直しや切り貼りを繰り返しました。それを封入する封筒も自ら印刷をしましたが、印刷方向を間違えたりずれたりを繰り返しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">決してスマートな立ち上げではありませんでしたが、事業を一から創り上げる上での、苦くも意味のある経験だったと感じています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ホームページ作成で直面した壁と、プロの伴走</h3>



<p class="wp-block-paragraph">最も大きな壁にぶつかったのは、<a href="https://itoyoko.net/">事務所のホームページ</a>の立ち上げです。 先行してブログ運用は始めていたものの、テキストベタ打ちの状態であり、事務所の顔としては不十分でした。WordPressの教本を読んで自力での構築を試みましたが、先に出来上がっていたブログ用のページ構造から、いかにして「事務所のホームページ」へと作り変えるかが分からず、ギブアップ寸前の状態に陥りました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">開業日が迫る中、TOKYO創業ステーションの講座で講師を務められていたCatalystの椎葉さんに助けを求めました。利用したのは「1日集中プラン（一緒に作る伴走プラン）」です。朝から夕方まで一緒に作業を進めていただき、私がつまずいていた箇所を的確にサポートしていただいたおかげで、無事に7月1日の行政書士開業に合わせてホームページを完成させることができました。事後のフォローでSEO対策も一緒に講じていただき、現在の発信の土台となっています。（※当時の制作の様子は、<a href="https://cata-lyst.jp/1day-hpplan-20250625/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Catalyst様の事例報告</a>でもご紹介いただいています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/HP-1-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-613" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/HP-1-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/HP-1-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/HP-1-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/07/HP-1.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>発信環境が整い、SNSも「顔出し・本名」へ</strong></h3>



<p class="wp-block-paragraph">基盤となるホームページが完成した後は、WordPressテーマ（XWRITE）も徐々に使いこなせるようになり、ベタ打ちだった過去のブログ記事も読みやすく整え直すことができました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">同時に、SNSへの向き合い方も大きく変えました。<a href="https://x.com/yokadomodoki" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">X（旧Twitter）</a>は以前から長く利用しており、これまでは匿名で自由に発信をしていましたが、開業を機に「顔出し・本名」での業務発信へと切り替えました。行政書士として責任を持った情報発信に向き合っていくための重要な決断でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">新たな「変化」と「つながり」</h2>



<h3 class="wp-block-heading">思いがけない再会と、確かなご縁</h3>



<p class="wp-block-paragraph">開業して驚きとともに嬉しかったことは、かつてお世話になった職場の先輩方や同僚が、気にかけて事務所を訪ねてくださったことです。不思議なことに、直属の上司ではなかった幹部クラスの先輩方が声をかけてくださる機会も多く、身の引き締まる思いがしました。 また、過去の仕事や勉強会等でご一緒した多くの私学関係者の方々も足を運んでくださり、そこから実際の行政書士業務へと繋がるご縁も生まれました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">淡々と活動を続ける中で、これまでの人間関係が新たな形で結びつき直しているのを感じています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">行政書士としてのコミュニティ参画と広がる世界</h3>



<p class="wp-block-paragraph">この1年は、専門家としての足場固めとコミュニティへの参画にも注力しました。昨年10月には申請取次行政書士としての業務を開始し、3月には著作権相談員として登録されました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">所属する東京都行政書士会千代田支部の活動にも積極的に参加しています。法教育委員会の麹町小学校での出前授業にも参画したほか、支部主催のバス旅行や東京都行政書士会の同好会などにも積極的に参加し、多くの先輩や開業同期の先生方と直接お会いして交流を深めることができました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">東京都行政書士会などのリアルな研修会にも数多く足を運びました。特にAIに関する研修では、最新の技術を学び、現在では日々の業務に欠かせないツールとして実務への活用にしっかりと向き合っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">こうした活動の広がりの中で、開業前には想像していなかった新しい世界への扉が開かれました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">約束を果たし続けるサイエンスライティングとブログ発信</h3>



<p class="wp-block-paragraph">もう一つ、この1年でこだわりを持って継続してきたのが「<a href="https://itoyoko.net/blog/">ブログの発信</a>」です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">退職前の北海道大学CoSTEP修了式で「サイエンスコミュニケーションの記事をブログとして書き続けていく」と宣言した通り、本業の傍らでサイエンスライティングの実践を続けてまいりました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">具体的には、「<a href="https://itoyoko.net/mission-infonity/">ミッション∞インフィニティ展＠東京都現代美術館</a>」、「<a href="https://itoyoko.net/nipr/">極域科学の過去・現在・未来</a>」、「<a href="https://itoyoko.net/earthquake/">震災時の情報伝達</a>」、あるいは首都圏外郭放水路のような「<a href="https://itoyoko.net/ryuqkan/">都市を守る地下神殿</a>」といったテーマを取り上げ、サイエンスコミュニケーションの視点から記事を書き、淡々と発信し続けています。 こうしたブログでの発信は、私自身の伝える力を鍛える場となっているだけでなく、サイトを訪れてくださる方々に「私がどのような視点で物事を捉えているか」を知っていただく大切なツールにもなっています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="747" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-747x1024.jpg" alt="ミッション∞インフィニティ展
のリキッドユニバース" class="wp-image-462" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-747x1024.jpg 747w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-219x300.jpg 219w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-768x1052.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース.jpg 864w" sizes="auto, (max-width: 747px) 100vw, 747px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">専門誌での連載と、国家資格者としての責任</h3>



<p class="wp-block-paragraph">日々の発信を続ける中で一つの大きな転機となったのが、<a href="https://www.keiriken.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">特定非営利活動法人学校経理研究会</a>が発行する専門誌『学校法人』での連載です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本年4月号より「新任学校法人役員への『招待状』と『覚悟』」というテーマで3回の連載枠をいただき、これを機にホームページへのアクセス数も大きく伸びました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私自身の業務への向き合い方も変化しました。開業当初は教育コンサルタントとしての業務も行っていましたが、今年の4月以降は、すべての業務を「行政書士としての顧問契約」に切り替えました。これは、国家資格者として責任を持って業務を行うことこそが、お客様からの高い信用にお応えする道であると判断したためです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="733" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1-733x1024.jpg" alt="『学校法人』2026年4月号表紙：伊東陽子の連載記事" class="wp-image-513" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1-733x1024.jpg 733w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1-215x300.jpg 215w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1-768x1073.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1-1099x1536.jpg 1099w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/写真1.jpg 1374w" sizes="auto, (max-width: 733px) 100vw, 733px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">2年目を迎えるにあたって ～静かな決意と等身大の視点～</h2>



<h3 class="wp-block-heading">「独立」の浸透と、行政書士としての静かな決意</h3>



<p class="wp-block-paragraph">手探りで始まった日々でしたが、専門誌での連載などの機会にも恵まれ、この1年で「行政書士として独立した」という事実が、少しずつ周囲に浸透してきたことを実感しています。おかげさまで、ご依頼いただくお仕事も順調に動き出してまいりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">2年目を迎えるにあたり、私の中で明確に定めた方針があります。それは、法律上お受けできない業務を除き、原則としてすべての案件を「行政書士」の資格と責任においてお受けするということです。教育コンサルタントとしての顔も持ち合わせてはいますが、国家資格者としての看板を背負い、その重みと高い信用に真っ直ぐにお応えしていくことが、今後のオフィス運営の軸になると考えています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">究極の裁量労働制が、自らの健康の維持に</h3>



<p class="wp-block-paragraph">働き方や生活の面でも、この1年で大きな変化がありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">霞が関の慌ただしい環境から離れ、現在は自身の裁量でスケジュールを管理し、健康に留意しながら業務に向き合っています。心身共に無理のないペースで日々の仕事に取り組めるようになり、体が随分と楽になっていることを実感しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">長く質の高いサービスを提供し続けるためにも、自己管理は個人事業主にとって不可欠な要素だと痛感する日々です。</p>



<h3 class="wp-block-heading">等身大の歩みでこれからも</h3>



<p class="wp-block-paragraph">行政書士としては、まだ1年の「ひよっこ」に過ぎません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、テキストのベタ打ちから始まったブログ運用、そして試行錯誤の末に立ち上げたホームページ作成など、ゼロから基盤を築き上げたこの開業1年目のリアルな苦労は、間違いなく今の私の糧となっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これからも健康を第一に、いただいたそれぞれのお仕事に誠実に向き合い、みなさまから継続してご依頼いただけるよう、等身大の努力を重ねてまいります。 これからも「行政書士いとうようこオフィス」をどうぞよろしくお願いいたします。</p>



<div class="wp-block-xwrite-button wp-block-xwrite is-layout-flex wp-container-xwrite-button-is-layout-fe48e5de wp-block-xwrite-button-is-layout-flex">
<div class="xw-block-button xw-block-button--normal  hover_action" style="--border-radius:5px;--background-color:var(--key-color);--accent-color:var(--key-color);--text-color:#fff"><span class="xw-block-button__micro-copy"></span><a class="xw-block-button__link" href="https://itoyoko.net/contact/"><span class="xw-block-button__body"><span class="xw-block-button__text has-text-align-center">お問い合わせはこちら</span></span></a></div>
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<p class="wp-block-paragraph"><strong>日々の活動や気づきは<a href="https://x.com/yokadomodoki" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow"> X（旧Twitter）</a>でも発信しています。ぜひお気軽にフォロー・交流していただけると嬉しいです！</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>雑誌『学校法人』令和８年６月号（NO.580）に、連載「新任学校法人役員への『招待状』と『覚悟』（第３回）～理事会を将来へ向けた前向きな「対話の場」として機能させるために～」が掲載されました</title>
		<link>https://itoyoko.net/gakkou-hojin-2026-06/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 23 Jun 2026 07:20:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://itoyoko.net/?p=619</guid>

					<description><![CDATA[最終回では、未来の学校経営に向けた理事会の在り方について考えてみました。ビジネスの第一線から学校役員に就任された方々が直面しやすい、形式的だった理事会の課題について触れています。 現下の社会や大学の現状を踏まえ、単なる報 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">最終回では、未来の学校経営に向けた理事会の在り方について考えてみました。ビジネスの第一線から学校役員に就任された方々が直面しやすい、形式的だった理事会の課題について触れています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">現下の社会や大学の現状を踏まえ、単なる報告や議案承認の場に留まるのではなく、激変する経営環境の中で大学改革を最短距離で成し遂げるため、「対話の場」へといかに転換すべきか、学生の修学機会と卒業生が誇る「建学の精神」をどう守るかについて提示をしています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ガバナンス改革の本質を理解し、行政の論理と現場の実務の双方を繋ぐために、新任役員が持つべき「覚悟」と役割について実務の視点から綴りました。全3回の連載の締めくくりとなる内容です。ぜひ本誌にてご高覧いただけますと幸いです。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>雑誌『学校法人』令和８年５月号（NO.579）に連載「新任学校法人役員への「招待状」と「覚悟」（第2回）～ガバナンスと財務の壁を越え、「情報開示」を経営戦略へ昇華する～が掲載されました</title>
		<link>https://itoyoko.net/gakkou-hojin-2026-05/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 May 2026 07:34:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://itoyoko.net/?p=529</guid>

					<description><![CDATA[特定非営利活動法人 学校経理研究会の専門誌『学校法人』令和8年5月号（NO.579）に、連載第2回が掲載されました。 今回のテーマは「ガバナンスと財務の壁を越え、「情報開示」を経営戦略へ昇華する」です。 ビジネスの第一線 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">特定非営利活動法人 学校経理研究会の専門誌『学校法人』令和8年5月号（NO.579）に、連載第2回が掲載されました。 今回のテーマは「ガバナンスと財務の壁を越え、「情報開示」を経営戦略へ昇華する」です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ビジネスの第一線で活躍される方々が学校役員に就任した際、最もカルチャーショックを受ける「基本金（未来へのストック）」制度や収益事業の制限について詳しく解説しています 。 改正私立学校法において「情報開示」は、単なる事務手続きではなく、共感を生み資金を呼び込むための「経営戦略」へと昇華されました 。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>外部役員が持つマーケティングや経営の知見こそが、大学の永続性を支える鍵となることを、実務の視点から綴っています 。 ぜひ本誌にてご高覧いただけますと幸いです 。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>昭和からつながる「未知」へ―国立公文書館と国立極地研究所でたどる、極域科学の過去・現在・未来</title>
		<link>https://itoyoko.net/nipr/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 27 Apr 2026 14:38:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
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					<description><![CDATA[昭和から100年。私たちは何を「フロンティア」と呼び、そこに何を求めてきたのでしょうか。国立公文書館で開催中の特別展をきっかけに、私は日本の科学技術の歩みをたどってみました。政策の源流に触れた後は、その「現場」である国立 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">昭和から100年。私たちは何を「フロンティア」と呼び、そこに何を求めてきたのでしょうか。<br>国立公文書館で開催中の特別展をきっかけに、私は日本の科学技術の歩みをたどってみました。政策の源流に触れた後は、その「現場」である国立極地研究所へ。<br>宇宙、海洋、そして極域。昭和の情熱が令和の今、どう結実しているのか。二つの展示から見えてきた「現在地」を振り返ります。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/公文書館外観-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-519" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/公文書館外観-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/公文書館外観-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/公文書館外観-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/公文書館外観.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">国家の意思が刻まれた「フロンティア」の原点</h2>



<p class="wp-block-paragraph">南極探検は、白瀬矗（しらせ のぶ）氏が１９１０（明治４３）年に南極を目指し、学術探検として日本を出発したことがはじめとされています。国立公文書館の展示にあった年表によれば、２年後に南極のロス湾に到着したとあります。その場所を大和雪原（やまとゆきはら）と名付けたとのことです。この場所は現在の昭和基地とは反対側であるとの説明が極地研の模型を指しながらありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>国立公文書館においては、白瀬矗氏が大正１０年に飛行機で南極探検に要する費用を請願する資料が展示されていましたが、この時代の航空機はどのようなものであったのかも興味津々です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="684" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表-1024x684.jpg" alt="" class="wp-image-520" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表-1024x684.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表-300x200.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表-768x513.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表-1536x1026.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/南極観測-年表.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">敗戦からの再出発と、昭和基地「開設70周年」の重み</h2>



<p class="wp-block-paragraph">１９５５（昭和３０）年に南極会議において、日本は南極観測の参加希望を申し入れたそうですが、第二次世界大戦で敗戦国であり、非常に寒い気象条件の悪い場所を基地として指定されたとのことでした。これが現在の昭和基地であり、２０２６年１月で昭和基地開設７０周年を迎えたとのことです。<br>南極の昭和基地は東京から14,000キロ離れています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最初の昭和基地での南極観測についての閣議決定がなされたことや当時の文部大臣が「未踏未知の目的地」とあいさつした原稿が国立公文書館に展示されていました。南極調査船宗谷が未踏未知の目的地へ出発したのはその２年後のことでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">１９６１（昭和３６）年には南極条約に署名。法律を学ぶ中で条約の署名ということは知っていましたが、実際の条約の実際のご署名というものをここで初めて目にすることとなりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">タロ・ジロの時代から「生態系保護」へ</h2>



<p class="wp-block-paragraph">映画の「南極物語」の二匹の犬、タロ・ジロが有名ですし、かつては、一酸化炭素中毒にならないようカナリヤも持ち込んだ話がありましたが、現在は、生態系保護の観点から生き物を大陸から南極大陸に持ち込むことは許されていないとのことです。<br>したがって南極に生きるのは、元来から生息しているペンギンやアザラシなどの動物です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">消える「5004」――砕氷艦しらせ、運用の大きな転換点</h2>



<p class="wp-block-paragraph">科学館の展示で私の目を引いたのは、歴代の砕氷艦たちの姿です。船首には、まるでナンバープレートのように艦番号が付されています。<br>　　・ふじ　　　　　5001<br>　　・しらせ　　　　5002<br>　　・現在のしらせ　5003<br>しかし、ツアーの解説の中で「今後、5004はなくなるかもしれない」という、えっ？という一言がありました。あんなに過酷な氷の海に挑む船が、いなくなってしまうのか？<br>気になって調べてみたところ、そこには日本の南極観測体制における大きな歴史的転換点がありました</p>



<p class="wp-block-paragraph">・「しらせ」後継船の所有及び運用主体は、海洋研究開発機構（JAMSTEC）とし、ヘリの運用主体は国立極地研究所とする。<br>・ 防衛省・自衛隊は、氷海航行や氷上輸送等に必要な海上自衛官の派遣等により、引き続き協力を行う。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.mext.go.jp/content/20260416-mxt_kaiyou-000049008_01.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">令和8年4月16日 第1回南極地域観測統合推進本部輸送計画委員会 次期輸送体制検討小委員会　資料３</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">この案がまとまり、この６月の本部総会で正式決定される方向で、政府内で検討が行われています。自衛隊の艦船でなくなることから艦番号がなくなるということだったようです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">越冬隊から見た「日帰り隊」と、一人きりになれる個室の価値</h2>



<p class="wp-block-paragraph">南極・北極科学館でガイドの方は、観測隊員として何度も南極へ行ったことのある極地研OBの方でした。南極に数か月滞在して帰る隊員のことを、越冬隊の方は『日帰り隊』と呼ぶのだそうです。１か月にわたる極夜の夏を過ごす越冬隊のメンバーからみると軽いと思うのかもしれません。<br>かつて南極観測隊長をされた先生とお仕事をご一緒した際、南極での様々な苦労などをお伺いしたことがあり、同僚でも南極観測隊に行った人が何人もいました。南極での生活は狭いながらも個室が用意されているとの説明を受けましたが、極寒での生活、業務上のプレッシャー、家族と離れ離れの生活など様々な至難と戦いながら過ごすわけですから、一人でいる時間は大事なことなのですね。南極滞在は貴重な経験ですが、お話を伺えば伺うほどに体力的にも精神的にも強くないと難しく、誰にでもできることではないということを改めて痛感しました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="614" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観-1024x614.jpg" alt="" class="wp-image-518" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観-1024x614.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観-300x180.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観-768x461.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観-1536x922.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/極地研外観.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">宇宙・極地・海洋が交差する、シームレスな「探査」の未来</h2>



<p class="wp-block-paragraph">JAXA宇宙探査イノベーションハブでは、ミサワホーム、国立極地研究所等と共同で、南極の昭和基地周辺にて月面や火星での居住空間を想定した「南極移動基地ユニット」の実証実験を行ったこともあり、国立公文書館での展示はシームレスに検討が進められているのです。<a href="https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/topics/amsu.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">JAXA「南極移動基地ユニット、連結完了と実証実験開始について」</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">今回私は国立公文書館と国立極地研究所を回り、極域科学について理解を深めるとともに、極域科学の研究と海洋科学・宇宙科学のシームレス関係が構築されることもわかりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="614" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表-1024x614.jpg" alt="" class="wp-image-521" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表-1024x614.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表-300x180.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表-768x460.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表-1536x921.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/深海調査-年表.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-522" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表-1024x683.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表-300x200.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表-768x512.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表-1536x1024.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/04/宇宙開発-年表.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">GWのおすすめ</h2>



<p class="wp-block-paragraph">歴史に触れるなら国立公文書館</p>



<p class="wp-block-paragraph">現場の熱量を感じるなら極地研、JAMSTECやJAXAへ</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>このGW、あなたも自分だけの「フロンティア」を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.archives.go.jp/exhibition/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">国立公文書館　</a><br><a href="https://www.nipr.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">国立極地研究所</a>　<br><a href="https://www.jamstec.go.jp/j/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">海洋研究開発機構（JAMSTEC）　</a><br><a href="https://www.jaxa.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">宇宙航空研究開発機構（JAXA）　</a></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>雑誌『学校法人』令和8年4月号（NO.578）より連載「新任学校法人役員への『招待状』と『覚悟』」がはじまりました</title>
		<link>https://itoyoko.net/gakkou-hojin-2026-04/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Apr 2026 03:10:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://itoyoko.net/?p=511</guid>

					<description><![CDATA[学校経理研究会の専門誌『学校法人』令和8年4月号（NO.578）より、新連載「新任学校法人役員への『招待状』と『覚悟』」の執筆を担当させていただくこととなりました。 本連載では、これまでの文部科学省での行政実務、大学現場 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">学校経理研究会の専門誌『学校法人』令和8年4月号（NO.578）より、新連載「新任学校法人役員への『招待状』と『覚悟』」の執筆を担当させていただくこととなりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><br>本連載では、これまでの文部科学省での行政実務、大学現場でのマネジメントに携わってきた34年間の歩みと行政書士としての学校関係者との間で感じた大学経営におけるガバナンスや役員の職責について、全3回にわたりお伝えしていく予定です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">新任役員の方はもちろん、激動の時代において大学のリ・デザイン（URED）を推進されるみなさまの一助となれば幸いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">雑誌の詳細は、<a href="https://www.keiriken.net/" data-type="link" data-id="https://www.keiriken.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">特定非営利活動法人学校経理研究会の公式サイト</a>をご覧ください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>時代にあった震災時の情報伝達</title>
		<link>https://itoyoko.net/earthquake/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Mar 2026 15:52:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
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					<description><![CDATA[令和６年１月１日能登半島地震が発生し、８月８日に初めて南海トラフ地震臨時情報が発令されました。大きな震災が増え、迫りくるものとなっています。災害時には迅速で正確な情報伝達が求められることとなります。そこで、これまでの震災 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph">令和６年１月１日能登半島地震が発生し、８月８日に初めて南海トラフ地震臨時情報が発令されました。大きな震災が増え、迫りくるものとなっています。災害時には迅速で正確な情報伝達が求められることとなります。そこで、これまでの震災における情報伝達の変化を振り返りながら、時代にあった震災時の情報伝達の方法について考えます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">昭和では人の目で確認</h2>



<p class="wp-block-paragraph">1978年６月12日夕刻、宮城県沖地震が発生。私は、突然の大きな地震に小学校の桜の木にしがみつきながら、目の前で木造校舎が倒れる様子を見ていました。停電・断水も発生し、情報はラジオのみ。固定電話しかない時代では、安否や家屋等被害の状況は人の目視以外に方法がなく、暗くなったら確認作業は終了。町内で家屋やブロック塀の倒壊、隣町の北上川で橋が落ちる等、甚大な被害であったことは時間を経て知りました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">平成では新たな技術が続々と</h2>



<p class="wp-block-paragraph">1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。それを契機に全国約800か所に地震観測施設（Hi-net）が整備され、2007年には気象庁を通じて緊急地震速報が配信されるようになりました。緊急地震速報は、「既に発生している地震を検知して地震波より早い電気信号により揺れを知らせるという技術【1】」ですが、「地震で大きく揺れ始める直前に、強い揺れがやってくることを伝える情報」と思っている人が多いかもしれません。<br>2011年3月11日、東日本大震災が発生。図１のように宇宙からの先進レーダ衛星「だいち２号」搭載のLバンド合成開口レーダという装置により、電波を地表面に照射し、地表面から反射される電波を受信することで得られた衛星画像（図2）が、リアルタイムの土地の変化や津波の様子等を教えてくれます【2】。太陽の光に依存しないため、昼夜を問わず観測が可能であり、地図や過去の衛星写真との突合により被害状況が把握できます。被災地では、人工衛星「きく8号」の衛星通信により、90cmのポータブルアンテナ設置によりインターネット環境の提供が可能となりました【３】。携帯電話が地震直後は全くつながらない課題に直面しましたが、使用可能となった段階では安否確認に役立ちました。<br>2016年4月14日発生の熊本地震では、地震直後も携帯電話がつながり、SNSを活用した情報共有・安否確認が進み、地上デジタル放送のテレビの画面ではリアルタイムに災害の情報がLアラートとして流れる【2】ようになりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">図１：だいち２号の照射イメージ　図２：「だいち2号」に搭載された、Lバンド合成開口レーダが観測した浦安市周辺©JAXA（著作権の関係で掲載なし）</p>



<h2 class="wp-block-heading">令和では、さらに技術が進化</h2>



<p class="wp-block-paragraph">現在、緊急地震速報は携帯に加え、テレビや防災無線からも通知され、自治体からの避難情報などもLアラートでリアルタイムに通知されます。被災自治体は、「だいち2号」の緊急観測により最短2時間で実際の被害状況を把握することができ、能登半島地震では、その技術が活用【5】されました。2024年7月1日に打ち上げた「だいち4号」が約６か月後から同時運用される予定であり、こちらも精度が上がることが期待されます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">科学技術コミュニケーションがヒントを生み出す</h2>



<p class="wp-block-paragraph">震災における情報伝達については、課題解決により改善され、終わることがありません。課題解決には、緊急地震速報やLアラートなどは現場のニーズを踏まえたもの、技術開発をする中でその技術の応用可能性という気づきから生まれるものがあり、人工衛星を活用した災害状況の把握などは後者の例です。国内外の複数の機関の科学者コミュニティのコミュニケーションを通じて進歩してきています。<br>国の研究機関の研究所公開やサイエンスカフェでは、科学技術コミュニケーターが、研究の面白さや一般の人々の疑問や期待を研究者や技術者に伝えることで、科学と社会の間に双方向のコミュニケーションを生みだしています。みなさんからの質問やコメントが、科学者が気づいていない視点や思いがけない発想のヒントとなり、未来の情報伝達手段の課題解決の進歩の一助になるかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">参考文献</p>



<p class="wp-block-paragraph">【<sup>1</sup>】「防災科研ニュース」　2007年９月号</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.bosai.go.jp/sp/information/news/pdf/k_news161.pdf（2024年9月14日閲覧）" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.bosai.go.jp/sp/information/news/pdf/k_news161.pdf（2024年9月14日閲覧）</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">【<sup>2</sup>】JAXA宇宙からの災害監視　陸域観測技術衛星2号「だいち2号」災害事例集</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://earth.jaxa.jp/files/application/disaster/space_application_for_disaster_monitoring.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">space_application_for_disaster_monitoring.pdf (jaxa.jp)</a>（2024年9月14日閲覧）</p>



<p class="wp-block-paragraph">【<sup>3</sup>】ＪＡＸＡサテナビ「「きく8号」が打上げから10周年」</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2016/12/18/373/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2016/12/18/373/index.html</a>　（2024年9月14日閲覧）</p>



<p class="wp-block-paragraph">【<sup>4</sup>】情報通信白書平成29年版</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc150000.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">総務省｜平成29年版 情報通信白書｜熊本地震とICT利活用 (soumu.go.jp)</a>　 （2024年9月14日閲覧）</p>



<p class="wp-block-paragraph">【<sup>5</sup>】国土地理院<a href="https://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/20240101noto_insar.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">「だいち２号」観測データの解析による令和６年能登半島地震に伴う地殻変動（2024年1月19日更新） | 国土地理院 (gsi.go.jp)</a>（2024年9月14日閲覧）</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事は、２０２４年９月北海道大学CoSTEP20期選科Bの課題（高校生向けの記事）として作成したものです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>鉄骨の美術館で出会った「究極の分かりやすさ」とは？      ～ミッション∞インフィニティ展＠東京都現代美術館～</title>
		<link>https://itoyoko.net/mission-infonity/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Feb 2026 07:40:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教育]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://itoyoko.net/?p=459</guid>

					<description><![CDATA[鉄骨のフレームが切り取る「未知の領域」 東京都現代美術館（MOT）に足を踏み入れた瞬間、背筋が伸びるような感覚に包まれました。視界に飛び込むのは、シャープで冷徹な鉄骨のフォルム。木の温もりとは対照的なこの先進的な空間は、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h2 class="wp-block-heading">鉄骨のフレームが切り取る「未知の領域」</h2>



<p class="wp-block-paragraph">東京都現代美術館（MOT）に足を踏み入れた瞬間、背筋が伸びるような感覚に包まれました。視界に飛び込むのは、シャープで冷徹な鉄骨のフォルム。木の温もりとは対照的なこの先進的な空間は、これから対峙する「宇宙」や「量子」という目に見えない未知を受け入れるための、最高のインターフェースのように感じられます。<br>実は今回、私には密かな目的がありました。昨年の万博で見ることができなかった落合陽一氏のプロジェクト「null²」。その面影を求めての、いわば「万博リベンジ」でもありました。</p>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/看板-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-461 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/看板-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/看板-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/看板-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/看板.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">溢れるキーワードが重なり合うポスター。<br>ここから「宇宙＋量子＋芸術」が織りなす無限の旅が始まります。</p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading">サイエンスが「魔法」にかかる瞬間</h2>



<p class="wp-block-paragraph">北大CoSTEPの同期3人での「対話型鑑賞」は、まさに「究極のサイエンスコミュニケーション」を体感する時間となりました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">データの「情緒」への翻訳</h3>



<h4 class="wp-block-heading">ロケットの打上や花火は、本来は加速度や燃焼効率といった「データ」の集積です。しかし、映像クリエイターの手にかかると、それは圧倒的な「美」へと翻訳されます。数値として処理していた現象が、心に訴えかける物語へと変わる。アウトリーチの新たなヒントをそこに見た気がします。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="747" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-747x1024.jpg" alt="" class="wp-image-462 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-747x1024.jpg 747w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-219x300.jpg 219w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース-768x1052.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/リキッドユニバース.jpg 864w" sizes="auto, (max-width: 747px) 100vw, 747px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">巨大な光の柱が、無機質な空間を情報の液体に変える。数値でしかないデータが「物語」として立ち上がる瞬間です。</p>
</div></div>



<h3 class="wp-block-heading"> 「触図」　触感で識る宇宙の起源</h3>



<h4 class="wp-block-heading">特に唸らされたのが、筑波技術大学の視覚障害のある学生向けの教材でした。水（H2O）の生成を「触感」だけで表現する試み。<strong>「宇宙と物質の起源」という壮大なテーマを、五感に訴える形にまで凝縮する。</strong>これこそが、説明不要のコミュニケーションではないでしょうか。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile" style="grid-template-columns:32% auto"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/触図-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-463 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/触図-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/触図-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/触図-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/触図.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">筑波技術大学による試み。壮大な宇宙の起源を五感に訴える形に凝縮した、まさに究極のサイエンスコミュニケーションです。</p>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="747" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/水-1024x747.jpg" alt="" class="wp-image-464 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/水-1024x747.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/水-300x219.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/水-768x560.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/水.jpg 1184w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">水の生成（H2O）を、視覚ではなく「触れること」で理解する。</p>
</div></div>
</div></div>



<h3 class="wp-block-heading">デジタルに宿る「身体性」</h3>



<h4 class="wp-block-heading">落合陽一氏の展示「リキッドユニバース」などで印象的だったのは、デジタル映像の傍らに置かれた「手足のフォルム」です。単なる情報の羅列ではなく、そこに「身体」を感じさせる造形があることで、科学は初めて私たちの現実に生々しく食い込んでくるのだと実感しました。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile" style="grid-template-columns:32% auto"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/手長-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-465 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/手長-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/手長-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/手長-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/手長.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">落合陽一氏の展示に見られる「手足のフォルム」。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この肉体的な造形と流動的なデジタル映像が生々しく感じられました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/足長-2-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-468" style="aspect-ratio:0.7500058360762892;width:254px;height:auto" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/足長-2-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/足長-2-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/足長-2-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/足長-2.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>
</div></div>



<h3 class="wp-block-heading">QRコードがアートになる魔法</h3>



<h4 class="wp-block-heading">普段見慣れたビットマップやQRコードも、色彩をまとうことで息をのむほど美しいアートに変貌します。科学者だけでは思いつかない「見せ方の魔法」に圧倒されました。</h4>



<h2 class="wp-block-heading">重なり、もつれ、観測される未来</h2>



<p class="wp-block-paragraph">月着陸実証機SLIMに搭載された「SORA-Q」の展示。JAXA（宇宙航空研究開発機構）の探査実験棟を模した空間に光が投影された瞬間、そこがアンリアレイジの2022-23年秋冬コレクション『PLANET』という名のアートへと変貌しました。<br>また、KEK（高エネルギー加速器研究機構）の曲解模型群も圧巻です。<br>大型実験設備という科学の実験場が、表現の力で「体験」の場へと昇華されたのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">入口で約30分、じっくり映像を観てから中へ入ったことも正解でした。1人なら見落としていたかもしれない小さな光や音も、仲間と「これ、すごいね」と話し合うことで、無限（インフィニティ）の広がりに気づくことができました。<br>科学技術がアートの力を借りて、私たちの身体にスッと入ってくる感覚。それは、まだ見ぬ未来へのプロローグのようでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>都市を守る「地下神殿」～人間の叡智と絶え間ない維持管理の結晶～</title>
		<link>https://itoyoko.net/ryuqkan/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[伊東陽子]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 12 Feb 2026 14:51:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[サイエンスコミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://itoyoko.net/?p=442</guid>

					<description><![CDATA[首都圏外郭放水路 庄和排水機場の表札（龍Q館）]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://gaikaku.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">首都圏外郭放水路（龍Q館）</a>に行ってきました。埼玉県春日部市に位置するこの施設は、激甚化する気候変動に対し、日本の土木技術と現場の運用力で立ち向かう「生きた防災施設」です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">宿命的な地形と「地層」が語る物語</h2>



<p class="wp-block-paragraph">中川・綾瀬川流域は、皿のような低地という地学的弱点を抱え、古くから浸水被害に悩まされてきました。実は私の母校も綾瀬川支流の伝右川のほとりにあり、「大雨でよく浸水し、休講になることもかつてはあった」と入学時に聞かされたものです。そんな地域の記憶は、施設内の展示にも刻まれています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">知られざるエピソード</h3>



<h4 class="wp-block-heading">展示の目玉である「地層タワー」の調査に、私の同級生が自治体職員として携わっていたことを知りました。巨大インフラが、実は身近な人々の手によって地道に積み上げられてきたものであると実感し、胸が熱くなる思いでした。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/地層タワー-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-443 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/地層タワー-768x1024.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/地層タワー-225x300.jpg 225w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/地層タワー-1152x1536.jpg 1152w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/地層タワー.jpg 1440w" sizes="auto, (max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">調圧水槽建設時に発見された地層を展示する「地層タワー」。この地質調査に同級生が関わっていたと知り、インフラへの親近感が一気に湧きました。</p>
</div></div>



<h3 class="wp-block-heading">神殿の構造美</h3>



<h4 class="wp-block-heading">調圧水槽にそびえる59本の巨大柱は、1本あたり500トン。10個のコンクリートブロックが整然と積み上げられたその姿は、まさに現代の知性が生んだ神殿です。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-444 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/柱.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">1本500トンの巨大柱。よく見ると、コンクリートブロックが10段積み上げられている継ぎ目が確認できます。まさに現代のピラミッドのような緻密さです。</p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading">「稼働後」に繰り広げられる、泥との戦い</h2>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-446 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザーの投入口.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">地上の多目的広場にある「重機投入口」。ここからクレーンでブルドーザーを吊り下げて地下へ送り込むとのこと。</p>
</div></div>



<p class="wp-block-paragraph">この施設は、決して「備え」だけの存在ではありません。驚くべきことに、現在年平均7回も実際に稼働し、首都圏を浸水から守っています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ブルドーザーの空中移動</h3>



<h4 class="wp-block-heading">稼働後に残る大量の汚泥を取り除くメンテナンスは過酷です。地上からクレーンでブルドーザーを地下へ吊り降ろして作業を行います。見学通路にある車止めが、その実戦の激しさを物語っていました。</h4>



<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-447 size-full" srcset="https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1-1024x768.jpg 1024w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1-300x225.jpg 300w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1-768x576.jpg 768w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1-1536x1152.jpg 1536w, https://itoyoko.net/wp-content/uploads/2026/02/ブルドーザー入口（内部から）-1.jpg 1920w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure><div class="wp-block-media-text__content">
<p class="wp-block-paragraph">地下神殿から見上げた様子。巨大な天井に開いた開口部から重機が降りてくる光景を想像すると、維持管理とは言え、スケールの大きさに圧倒されます。</p>
</div></div>



<h3 class="wp-block-heading">循環するインフラ</h3>



<h4 class="wp-block-heading">除去された汚泥は捨てられず、江戸川堤防の土砂として再利用されます。施設が川を守り、川の泥が堤防となって再び地域を守る。この美しいサイクルこそ、持続可能な防災の姿です。</h4>



<h2 class="wp-block-heading">「二次災害」を絶対に起こさない、緻密なポンプ運用</h2>



<p class="wp-block-paragraph">放水の主目的は江戸川への排水ですが、そこには「出す側」と「受ける側」の高度な駆け引きがあります。</p>



<h3 class="wp-block-heading">逆流の恐怖</h3>



<h4 class="wp-block-heading">江戸川の水位が高く排水が困難な場合は、無理に流さず元の川へ水を戻します。もし排水ポンプの水が逆流すれば、津波と同様の現象が起きてしまうそうです。</h4>



<h3 class="wp-block-heading">判断の科学</h3>



<h4 class="wp-block-heading">危険な場合はあえて元の川へ水を戻す。地球温暖化で予測不能な降水が増える中、この緻密なポンプ運用と「引く勇気」が、二次災害を防ぎ、首都圏の安全を担保しているのです。</h4>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
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